「蛍冷たいぞぉー笑」

「えっなにそれキモッ」

「ひど!蛍ひどっ!」

「……永田くんってMなの?」

「違うから!ぜんっぜん違うから!
俺むしろSだし!ほら!蛍のせいで俺保坂さんにMだと思われたじゃん!」

「は?なんで俺のせいなの?しかも奏斗Sじゃないでしょ。Mでしょ。」

「やっぱりそ〜なんだ。」

「いや!ぜんっぜん違うから!マヂで違うから!」

「じゃあ永田くんの彼女さんはS?」

「だから俺Mじゃないって!それに彼女がMだし!」

「ふーん。」

「あっ!絶ッ対保坂さん信じてないでしょ!蛍のせいだ!」

「だからなんで俺なの。笑」

「あっ!ついた!」

「ほんと!」

それから店員さんと話してから個室に移った。

「うわぁー!!カラオケ、久しぶりだぁー!」

「菜緒、最近来てないもんね」

「うん!」

そしてカラオケで歌いまくった。

やっぱり永田くんは歌わなかった。

ちょっと聞いてみたかったな、なんて。

彼女とかの前では歌ったりするのかな?


ダメだ!ネガティブ発動しちゃった!

「保坂さんってさ。」

「えっなに?」

急に緒形くんが話しかけてきた。

「……奏斗のこと好きなの?」

「えっっ
どうしたの?いきなり。」