「今すぐその服脱げ」




客が入る前の最後の休憩時間。俺は屋上に羽衣を呼びだした。



「へ!?」




「メイドなんかやんな。スカート短いんだよバカ」





「でも頼まれちゃったから……それに朝陽だって執事でしょ?」




「だったら何」





「私も朝陽に執事なんかやってほしくない」





羽衣は俯いてそう言った。