天気の良い日、日向ぼっこをしているとアルムが突然口を挟んだ。 「最近は人嫌いも少し落ち着いたようだな」 暖かい目をして言ったアルム。 それを聞いてぶすーっと拗ねた様な顔をしながら優雨は口を開いた。 「別に…彼奴らが余りにもしつこく話しかけてくるから。しょうがなしにだよ」 そんな優雨を見て、アルムはそうか、と頷いた。