その総本部の前。

監視カメラが、我妻の姿を捉える。

「何だオッサン」

総本部の建物の中から、組員が1人出てきた。

「ここが何処か分かってんのかオイ。堅気がウロウロしていい場所じゃねんだよ!失せろ!」

凄んで見せる組員に対し。

「がっ!」

我妻は頭突き1発で黙らせた。

「てめぇみたいなチンピラに用はねぇんだよ馬鹿野郎。組長の鬼首呼んで来い」

伝言するものの、組員は鼻骨をへし折られて悶絶する事しかできない。

「さっさと呼んで来いって言ってんだよこの野郎!」

容赦なく組員に加撃する我妻。

為す術もなく、組員は殴られるしかない。