カウンターを拭き終え新しい飲み物を作りながら言ってくるマスター

「確かにそうかも…」

目の前に置かれたジントニックを見ながら考える


じゃあこの心臓の音は何なんだよ!
治まらねぇ


ねぇさんはあの子の接客に移っている


ドキッ!

っ…またかよ…


俺とは逆の左端に座るあの子を見る度に高鳴る心臓に戸惑いを隠せない