「夏さん!」


「ん?」


「なんでこの人何ですか?」


夏の直ぐ隣にいた緑頭がそう言った。



本当にそうだよ。

何で私?他にもいるよね???




「……俺が気に入ったから。」


「え!?」


「おい類!!!俺、じゃなくて俺等。だぜ?」



「「ええええええええええ!????」」



何、その俺も気に入りました発言!
将がいったの!?今!



「何で叫ぶんですか?」

ハモった緑頭にそうきかれた。


「え、だって、あの将が気に入ったからなんて言うとはとても……。」



思えないんだよね~。


「あぁ!?俺が気に入ったら駄目なのかよ??」


「駄目って言うか…なんと言うか…。」


何か合わないよね、その台詞。


「まぁねー、皆ー」 

「こんな子だけどねー」

「「仲良くしてあげてよー?」」




そこの双子!可愛いよ!?可愛いけど、仲良くしてあげてって何???


「……俺はいいと想いますよ!」



緑頭がそう言うとアチコチから俺も俺もと言う声が聞こえてきた。




「……入れよ。」

「こんなに期待されてるんだよ。」

「ま、他の女よりはマシだよな。」

「杏ちゃんおいでっ!」

「歓迎するよーッ!!!!」





「……ッ…」



皆に何か輝いた目で見られてさ。
断れる訳ないじゃん。


そう思い、フッと笑って、



「よろしく、お願いします!!」



私はここの一員になったのだった。