きょろきょろと部屋の中を見回す。



でも……。



「うー」



やっぱり、どこにも絢斗がいない。



あたしは、唇をかみしめた。



『細かいことは、その都度教えてやるから』



……って、昨日の夜言ってたのに……。



ひとりで先に学校に行っちゃったのかな?



絢斗がいないと、心細いなぁ。