桜とお華はお市の支度を手伝うためお市の部屋へ向かった

黙々と向かっている途中でお華が話し掛けて来た

「桜さんそのお市様の事をさんでは無く様で呼んで下さい。それと敬語で話すことです。」

「はい。此れからは気おつけます。」

そんな事を話しているとあっという間にお市の部屋に到着した

「お市様、起きておられますか?」

「ええ。お華起きているわ。」

お市がそう返事するとお華は失礼しますと言って襖を開けた

「おはよう。お華あら桜も一緒なのね。」

「はい。桜さんにも今日からお仕事のついて覚えて貰うために今日から初めて貰っています。」

「あら。相変わらずお華は真面目ね。そう思わない?桜」

突然桜に話が回ってきて返事に困っているとお華がお市がしっかりしないからですよと応えた。

桜はお華の応えにビクリしてると
お市が

「ほら。お華桜が驚いているじゃない。桜この子は言う時は言うわよだから覚悟してなさい。」

「はい。」

「桜さん覚悟なんて入りませんそれにお市様早く支度しないと信長様がお見えになりますよ。」

(そうだ今日はお市様のお兄様の信長様がお見えになる。)

まだ、寝巻きの格好のお市は早く着替えなければならない

「そうね今日は兄上が来る日だったわね。早く準備しなくてわ。」

桜はお華に言われて二重単の着付方を見ている

もし、お華がいない時に着付けができる様にって

着付けも終わり準備の出来た所で長政の側近でお華の兄の皐月が来た。

襖の外で信長が到着したと伝えに来てた