ケータイ小説 野いちご

Airis




小さく布団の中で頷いた優苗の頭を優しく撫でた。





未だにぐったりした優苗を車から抱えて、病院の待合室へと向かう。


風邪が流行っているため人でいっぱいの待合室のソファになんとか優苗を座らせて、受付で名前を書いた。



………だけど。



「大地、優苗は?」



先に電話しておいたからか、
真鍋が待合室まで呼びに来てくれた。



「ちょっとこっちまで連れてきて貰っていい?」



そう言って歩き出した真鍋の後を、
優苗を抱えてついていく。


診察室に入って、
診察台の上に優苗を寝かせた。





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