「……はい。絶対、絶対、絶〜〜対っ、幸せにします!だから…………」


「……わかった」


「え?」


「お前のこと、守ればいいんだろ?何から守るのかはわからないけど、まぁ、学校内の大体のことからなら……守れるよう、努力する」



その、日下部くんの言葉と同時、腕の中にいたミィちゃんがゴロゴロと喉を鳴らして満足そうに私を見上げた。


けれど当の私は、日下部くんを見つめたまま固まってしまって。


別に、ただ……私は、日下部くんへの恋心もなく自分の身の保身のためだけに“私を守って”なんてお願いをしたのに。