ケータイ小説 野いちご

俺、お前に惚れてんだけど。



「まぁ、俺もそれなりにモテるんで」



「マ、マジですか……」



うわー。


なんだか負けた気分。


く、悔しい。


奏太に負けるなんて。


あたしも真田君と付き合ってはいたけど、今思えば本気で好きじゃなかったなって感じ。


別れ話の最中から冷め始めてたし、振られた後は落ち込んだけどそこまで引きずらなかった。



もし今会ったら情が湧くなんてありえないし、会いたいとも思わない。


偶然見かけても、絶対に話しかけたりしない。


それは真田君も同じだと思う。


なんて薄っぺらい恋愛しかして来なかったんだろう。


今思えば、どこを好きだったのかもナゾでしかない。


告白されて舞い上がっていただけ。


ただ、それだけだった。



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