ケータイ小説 野いちご

俺、お前に惚れてんだけど。



「もうひとつ言わせてもらうと。好きじゃなくても、昔付き合ってた仲なら情もあるだろうし。晴斗が優しくしてたからって、気持ちはそう簡単には変わらないと思う」



「で、でも……」



それでコロッと傾いちゃうことも、なきにしもあらずじゃん。


情って……。



「奏太って、晴斗のことは何でもわかるんだね」



ガキっぽかった奏太が、なんだかすごく大人に見えるよ。



「ん〜、晴斗のことがわかるんじゃなくて……。俺も晴斗と同じ時期ぐらいに、好きだった彼女に振られて落ち込んでたから。気持ちがすごいわかるんだ」



えっ!?


な、なんですと!?



「そ、奏太って……彼女いたの!?」



ウ、ウソッ!!


あれだけおっとりしてて、恋愛に興味がなさそうだったくせに!!



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