ケータイ小説 野いちご

俺、お前に惚れてんだけど。



むしろ、もう関わりたくないんですが。


平穏な学校生活を送りたいんだよ〜!



「彼氏じゃないのに、変なこと言わないでよね。久間君のせいで、みんなに誤解されるじゃん!」



「変なこと言ってんのは志帆だろ?」



し、志帆って……さっきから思ってたけど、何勝手に呼び捨てにしてんの!?


お願いだから、本当にやめてよ!



その悪魔みたいなイタズラッ子の微笑みが、めちゃくちゃ憎らしい。


いったいこの人は何がしたいの?



ーーガタッ



「っつーわけだから、こいつに手ぇ出したら」



久間君は椅子から立ち上がるとクラス中をぐるりと見回した。



「誰であろうと容赦しねーから」



そして不吉なセリフを吐き、何事もなかったかのように席に着く。


あたしは、周りから注がれる痛いほどの視線にただ身を縮こめるしかなかった。


そして、ふと思った。




ーーああ。


終わった、あたしの高校生活。




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