ついに…
ついに彼のいるところについてしまった

笑顔で手を振る

「おはよ〜!待った?」

「おはよ。いや、
そんな待ってないよ。」

「寒いのに迎えに来てもらって
ごめんね。」

「いいから、気にすんな。
彼女なんだから迎えに来て当たり前だし。ほら、寒いから行くぞ。」

「うんっ」

私たちは彼の家に向かって歩き始めた。
もちろん手をつないで歩いた。

あ、ちなみに彼の名前は藤澤 拓 (ふじさわ たく)
私の自慢の彼だ。大好きっ♡

やっと彼の家に着いた。
もーほんとにドキドキしてきた。

「入って。奥の部屋行ってて」

「うん。わかった」

初めて入る彼の部屋。
大きなベッドに机があるなんともシンプルな部屋だった。