「…俺だって苦しかったよ。
前は俺の隣でにこにこ笑っててそれだけで柄にもなく幸せだなとか思ってた。」



「…じゃあなんで!!」



「いつも帰り誘ってくれるからたまには俺から誘ってみようと思って誘ったら断られた。
何か用があるんだと思ったら帰り道コンビニの近くのスーパーで男と一緒にいるお前を見た。楽しそうに笑いあっててさ。
俺よりそいつがいいんだと思って…!」


「ちょ、ちょっとまって…」


「その男はお前を学校まで迎えに来て…
俺は黒川君なのにそいつとは名前で呼びあってたじゃねぇーかよ。」


「ま、まってよ…」