あっそーだ!
飲み物買って早く侑依のとこ戻らないと!
自動販売機で、お茶といつも侑依が買うスポーツドリンクを買って席に戻ると、ちょうど次の試合が始まったところだった。

「次は…南と……あ、」
「ん?次どことやんの?…は?まじで?!」

桜ヶ丘学園。
さっきの人の学校だ。

「桜ヶ丘かーー。イケメンいるかなーー?」

侑依…、そういう基準で見てたのね。
桜ヶ丘強いしうちの学校勝てるかなぁ。

『南男バス気合い入れてくぞーー!!!』

なーんて掛け声も水の泡。あっという間にボロ負けです。