「、んだよ、うっせーな」

付き合うってなんで?!
な、なんで私?!
あんたモテるでしょ!なんで!
モテるからって軽いの?!あんた。
私、遊ばれるのとか勘弁なんだけど!!

「あ?…お前、そーゆーのは心の中で言えよ。聞こえてんぞ。」

「え!だ、だって…!」

「誰が軽いって?俺な、告られても言っとくけど今まで全部断ってんだけど」

「え、そうなの?!いやでも、なんで?!急に、俺の女になれっておかしいでしょ!」

そうだよ、おかしいでしょ。

「お前、俺に感謝してねーの?お前、あのままだと確実に襲われてんぞ」

…そ、そうだよ。
確かに、危なかったよ。

…感謝、しまくってるよ!

そう言われちゃ、拒否できないじゃん…!

「俺の女になれ。」

改めてそう言われる…
彼にまっすぐ見つめられる。
目、反らせない…

「わ、わかったよ…」

あー、…言っちゃったよ…

「お前、絶対俺に惚れるぞ」

え、どこからその自信湧いてくんのよ…

「あ、俺のこと優音って呼べよ。」

「わかった…」

「ん。ケータイかせ。」

私がポケットからスマホを出すと、
それを奪い、なにかしている。