『真理を傷つける男は片っ端から消すよ。』

そう、優しい笑みを残して。

「はぁ、一時限ですげぇ疲れた」

こんなんなら、来なかったのに・・・

それでも、後悔はしていない。

だって、あいつに会えたから。

俺を知ってもらえたから。

あいつが高価なデートをするのを嫌う。

そんなこと知っていて。

俺はわざとあいつを傷つけた。

貧乏ってわけではない。

それでも、お金を嫌う。

それが俺には分からない。