ケータイ小説 野いちご

光のもとでⅡ

「もちろんそこは恋愛事情でしょー」
 レンアイ、ジジョウ……?
「バレンタインは友達と並列でチョコあげてたし、ふたりの仲ってどうなってんのかな、って話ですよお嬢さん」
 海斗くんが進行役となり、みんなの視線が私に集る。
「恋愛、事情……?」
 改めて口にすると、みんながうんうんと頷いた。
「まず、バレンタインのお返し、ホワイトデーはどうだったの? ほら、あの日翠葉熱出して休んだじゃん?」
「私、あの日授業のノートを持って行くように藤宮司に押し付けたわよ?」
 あぁ、あの日……。
「あの日はその日のうちにツカサがノートを持ってきてくれて勉強も見てくれたの」
「「バレンタインのお返しはっ!?」」
 海斗くんと飛鳥ちゃんが声を揃え、ずい、と顔を寄せてくる。

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