「……ふーん」
「……それがどうかした?」
「別に。……来週にある模試の準備は?」
「少しずつやってはいるけど……」
「必要があるなら見るけど?」
「嬉しいっ!」
「……そんなに自信がないわけ?」
「ツカサほどの自信を持ち合わせてい る人はそうそういないと思うの……」
 ふたり真顔で見つめあい、どちらからともなく視線を逸らしてお昼ご飯を食べることに集中した。
 食べ終わったあとは予算案の入力。それは教えてもらいながらやっても三十分とかからなかった。