ケータイ小説 野いちご

鬼麟2

蒼が狼狽する様を内心笑いながら、追い詰める。
だってあそこ、キャバクラやホストクラブ、一言で言えば水商売の通りだ。
そんなもん、女どころか高校生なんて、行くような場所ではない。
私のことを一般人だと思っているせいで言えないのだろう。
ていうかさっきから、レオが私たちのやりとりを見て笑ってるのが視界に入ってうざい。
しかも、バレないように雑誌で顔を隠している。
肩がめっちゃ震えてんだけど。
「なっちゃん、僕の見間違いだったかも。うん、似てなかった。全然、まったく」
「うん、で?どこなの?そこ」

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