【TUN…今…何考えて

るの?あたしに教えてょ

TUNと話がしたい…

TUNに聞きたい…グスン

TUNに逢いたい…。】



どうしてこんな風に思う

か自分でも分からない。



普通なら恐怖と軽蔑とで

TUNを拒絶するに違い

ない。



《…もしもし?》


「TABAちゃん?どう?

あれから大丈夫なの?!」


雛に助けを求めるように

電話をした。


《雛…ぁ…グスン…TUN

から連絡あった?》


「ちょっと?!旦那いない

の?TUNちゃんの名前

出して平気なの!」


雛が焦る!!



《うん…全部バレたから

イタ電が続いてて…今朝

ポストにあたしの写真が

切り刻まれて入ってたの

…グスッ》


「バレたの?旦那暴れなか

った?!しかし写真を切

り刻むなんて…酷い!

それもTUNちゃんなの

かね?!」


《飲み会の写真であたし

の部分だけだった…

雛……お願いが…》



「わかってるよ!TABA

ちゃんの言いたい事!

あたしがTUNちゃんに

連絡するから!!TUN

ちゃんに確かめたいんで

しょ?…まだ…好きなん

だよね?TUNちゃんの

こと…??」



《雛…グスグス…あたし…

TUNに……グスン》



「あーダメダメ!これ以上

言ったら旦那に分かっち

ゃうよ!!大丈夫…ふた

りは…また逢えるよ…」



雛の心とあたしの心は

言葉に出さなくても何で

も伝わっている。



「また逢えるよ…」



雛の言葉が嬉しかった。




【TUN…逢いたい…。】