あぁ・・・
やっと・・・
やっと自分の気持ちに気が付いた
今までずっと無意識に
気が付かないようにしていたんだ

でも・・・もう自分の気持ちに
気が付いてしまった

もう誤魔化せない

私は・・・この腕が・・・
この温もりが・・・

・・・・好き・・・

なんだ。

そこまでやっと結論を出して、
優しく包み込んでくれる腕の中で
夜色の優しいローブの中で・・・
ゆったりと意識を手放した・・・

消えゆく意識の中・・・
私の好きなその人の声が
私の名前を必死に・・・
呼んでくれたような・・・

そんな気がした・・・