一日置きに会ってたペースは忙しかった先月まですっかり激減してたけど、リンは「何かすっきりする」と文句も言わずに合わせてくれてた。


俺の勝手な都合でいきなり部屋に訪れてもいつも嬉しそうにしてくれたから、本心ではないと信じてるけど。


はたからみる俺って、まるで通い妻ならぬ通い夫なんだろうな。


とにかく何とか時間を作っては疲れた体に鞭打って会いに行き、リンの顔を見ては癒され、何気にちょいちょい叱られて。


きっとリンへの気持ちは胸には収まり切らず、今この瞬間も体の穴という穴から溢れ出してるに違いない。


そして明日は付き合ってちょうど一年を迎える日で、お互い休みこそ取れなかったけど会う約束をしてる。


リンが俺に愛想を尽かさなかったからこその一年記念。


今本当に幸せな俺は、明日絶対に伝えようと思ってる事がある。


たくさんの熱い想いをそのまま全部リンに伝えたいんだ。