んんっ!? 中越くん!?
なんか恥ずかしそうに顔を赤らめてる?
痛いの我慢してるのかな?男の子だね。


すると京子さんが俺の顔を見てクスッと笑った。


「なんですか?」


「中越くんって以外にドジなんやね?」


「えっ!? そんなことないですよぉ~。」


「フフッ。」


「京子さん、失礼ですよぉ。」


「ごめん、ごめん。」


「まったくぅ・・・」


なんか中越くんの男性の部分と男の子の部分を見た気がするなぁ~なんか新鮮。


京子はそんなことを思いながらまたニコッと笑った。


お互い恥ずかしくなって気まずくなりかけたけど落ちて来た段ボールのおかげで、
なんとかこの場の空気は和らいだ。


結局、京子は祐樹が胸に触れられたことを気にしてるなんて
まったく気付いてなく、祐樹の心配は取り越し苦労に終わった。