ケータイ小説 野いちご



そこで血だらけのシャツから
またまた晶くんが用意してくれた
洋服に着替えて、ほっと一息ついたところで
晶くんと初めてちゃんと向かい合った。

軽く自己紹介をして
狼を見つけたとこから連絡までの経緯を話し、

その日は、晶くんに送ってもらうことになった。


車の中では晶くんの話を聞いた。

あたしの地元と高校のちょうど真ん中辺りにある
有名な進学校に通う晶くんは
今年の4月に18歳になった高校三年生。
無免許じゃないからね!
と笑っていた。



狼が回復したらお礼をしたい。

と言われ携帯を差し出されたが、

そんなのはきにしないでくれと
丁寧にお断りさせていただいた。


びっくりした顔をされたが、
ここが家だとか、嘘をついて
送って貰った礼をのべたあと、驚いてる隙に
さっと車から飛び降りた。



というわけで帰宅したわけなのだが…





「だから連絡先交換しとくべきだったのよ。馬鹿ねあんたも。」


ムシャムシャと野菜を頬張りながら
なぁつんが悪態つく。




そうなのだ、気になってしかないのだ。

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