ケータイ小説 野いちご

嵐を呼ぶ姫 ~最強女は天然美少女?~




あたしはその後晴紀から離れて1人こっそーりと立ち去ろうと試みた




が………




「ちょっと、桜嵐さん」



今度は雷都に捕まりました…



「少しいいですか?」


真剣な表情の雷都にあたしは逃げることが出来なかった



「おう」



気がついたらこう答えてた



「桜嵐さん、俺、あなたにお礼を言いたくて…




お礼?あたしなんかしたか?



「あの時は本当にありがとうございました」



あの時?あの時ってどの時だ?



「あなたのおかげで今の俺があるんです」




「待ったっ!悪いんだけどいつのことだ?」



まじでわかんねぇ…晴紀みたいにあたし雷都のこと助けたっけ?



いちいち助けたやつの顔なんか覚えてられねぇからな…



あたしは、みんなが平和に楽しく暮らせればそれでいいと思ってる



それが一番じゃね?


暴走族って問題視されてるけど実際はそこらにいる悪党より全然いいやつだと思う


世の中にはさ、悪ぶったいい奴とかいるし

ほら、あたしとかさ?笑



あたしはさ、普通のいいやつより悪ぶったいい奴のがきっと優しいと思うんだ


自分が他人の為に悪者になれるってすげぇことじゃね?


だから、やっぱりあたしはすげぇってことだ!

わかったか?笑



「あれは…」



静かに雷都は遠くを見つめながら話し始めた












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