雅「2人ともどうした?」


雅さんが調べ終わったのか、部屋から出てきた。奏斗も。


翔「ここは牢屋?なんですかね…」


翔の言葉に?を浮かべてたけど、
中を見てそれを理解したようだった。


雅「とりあえず、私が見た所は
血だらけ以外何もなかった。」


奏斗「袋の残骸だけ」


ここまで特に何もなし…か。


雅「ありさちゃんは入らない方がいい。」


『…はい』


男3人が奥の部屋へと進むのを確認して、
私は倉庫を見渡した。


『黒犬…ヒロト……』


私の声は虚しくこだました。