颯汰「ありさ、終わったよ。」


『ん。まっちゃんに連絡してくる』


私は倉庫の角の方へ向かった。
その間も龍王の下っ端たちの手当てしてたけどね…。


『もしもし、まっちゃん?
ごめん正体バレちゃった。うん…そう。
だから学校辞めるね…うん。ばいばい』


私は電源を切った。


『大丈夫?』


下っ端「お、桜凛さん!?…ってぇ」


『あんまり暴れないでね。
傷がひどいから…でもいいケンカだったよ
おかげで相手の下っ端半分減ったからね』


下っ端「良かったっす!」


後は自力で立ち上がってるみたいだし…


『気をつけてね』


楓は何故か泣いてて、多分電話中に伝えておいてくれたのかもしれない。


桜蘭の“ルール”を