そして実里は「お年玉代わりです」何て言って、蜜柑を大量に持ってきた。 俺の部屋に炬燵があるのを良い事に、『炬燵で蜜柑』を楽しんでいる。 俺は実里の反対側の炬燵に入って寝転ぶ。 「戸田くんも蜜柑食べましょう! 甘くて美味しいですよ!」 そんな声が聞こえたかと思ったら、隣に蜜柑を両手に抱えた実里が来た。 狭い隙間に入ってくる。