これでもう五月雨真琴も死ぬことになる。

しかし精神を破壊したことに興奮している場合ではない、俺はNo18とNo19に次の任務を与えなければならない。


「では任務をNo19と共に第二段階へと移行してくれ。五月雨真琴が家から外出したら尾行するように。No18、今回はお前が第一発見者になるんだ。分かったな?俺もすぐにその現場へと移動する」


「了解」


電話を切ると突き飛ばして倒れていたNo30がゆっくりと立ち上がった。


「勝俣さん……五月雨真琴は……?」


「奴は死ぬ。もう精神は破壊した……さて、明日からまた曽野宮の居場所でもまた探すとするか。なぁNo30?」


「……はい」


未だに行方を眩ましている曽野宮京、奴を殺さなければ俺の計画がバレてしまう。
どこに隠れているか知らないが完全に精神は破壊してある、うまく喋ることもできまい。

それだけが俺にとって安心できる事実だ。