そうそう、鹿島くんは女の子はみんな可愛いって言うタイプなんだからあたしにもリップサービスだよ。




「勘違いしていいから。俺・・・」




息を飲んで彼を見つめてると突然、バスの中が騒然とし始めた。


どうしたんだろ?チラッと立ち上がって見てみると涼平が立っていた。



なんだか慌ててる?


「ごめん、鹿島くん、ちょっと前通るね」

座ってる鹿島くんに当たらないように席を立って涼平のところまで足を進めた。