わさわさわさ…。


頭に何かが触れた。



目をあけると篠は私の頭をポンポン撫でていて


すごく優しい目で見つめていた。

「不安にさせてごめん」


そして私のおでこに優しくキスを落とす


目と目が会って篠は私の唇にそっとキスをした


そのキスが愛されてるって


守られてるって、実感する。







「これですんだと思わないでよ」

不適に笑うその黒い影は

今の私には幸せすぎて見えなかった。