ケータイ小説 野いちご

【続】意地悪なご主人様

・・・

オレの目の届くところに、

夏樹を置いていれば、

藤田も手は出せないだろう。

そう思いながら、

仕事に取り掛かった。

・・・

「真鍋部長」

「・・ン、どうした、大久保?」


「海外企画部の皆さんが、

私の歓迎会をしてくれるそうで、

真鍋部長もどうかなって、おもいまして」


そう言ったのは、夏樹。

「もちろん、参加するよ。

お前のお守り役もしないといけないからな?」


「・・・」


「藤田にはくれぐれも気をつけろよ?」


「・・・わかってますよ」


「どうだか」


「・・・もう」

ふくれっ面が可愛くて、

思はず笑みがこぼれた。

・・・

そして下を向いたオレは、

「ここで押し倒せないのは残念だ」

と言った。

< 129/ 213 >