「悪かったわね」
私はふんっとそっぽを向いた。
「すっげぇ、可愛いって思った。」
えっ!?
「ちょっ…えっ…、
何言って…」
真っ赤になった顔を隠そうと下を向くと
篠は私に近づいて、
私の顎をグイっとあげた。
「だから、お前はさっきみたいに
俺の事だけ応援してればいいの」
その言葉を残し、篠は帰っていった
なんて事言うのよ…。
火照った頬っぺを両手で包みこみ
外の気温で冷えた手を温める。
外はとっても寒いのに
私の心はドキドキと音を立てながら
沸騰していた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…