声の主は、星野くん。


たしか隆太くんと仲がよかったはず。


「俺やんねーから」


いきなりのことにも全く動じない隆太くん。


「委員さーん、さっさと名前書いちゃって」


そんな隆太くんを無視して、星野くんは続ける、


そして黒板に秋山くんの名前を書く委員。


「もう一人やりたい人……「はい!」


委員の人の言葉を遮って、あたしは手を挙げた。


残りの一人、やるしかないでしょ!


「琴葉、やんないんじゃなかったの?」