「何がよかったわけ?」



口角を上げてニッと笑ってみせる

斉藤。



うっ


その俺様な顔マジで、瞬殺だからっっ


絶対、ニヤけてる。



「ん?ななせどうした?」


わざとらしく問いかけてくる。

分かってるくせにっ


「知らないっ」



「おい!走るなよ!」



結局2人で走りながら駅まで行った。