式には間に合った。


少々、学年主任に睨まれたけど…。




式の最中、余合ばかり見ていることに気がついた。


確かに…彼女は色白で、目がパッチリしていて、まつげが長い。


はっきり言ってしまうと、クラスで一番可愛い。




まさか、この前まで中学生だった少女に一目惚れしたとでもいうのか?



そんなことは無い、あってはならないことだ…僕はそう自分に言い聞かせた。