「これで、ルールもクソも無い。…やろ?」

「あ……」

「俺も、今日限りで日記はやめる。別に書き続けんでも、予想日記で、これと同じ事書いたらやめれるはずや。もう、こんな物懲り懲りや」

誠はそう言うと、千里を残して体育館を出た。麗菜もその後に続く。

「なぁ、誠」

「何や?」

「そろそろ、説明してくれよ。千里ちゃん、何やったんや?日記がどうこうって…何の話や?」

「もう、終わった事や。お前が知る必要無い」

「何やそれ……気になるやんけ。急に体育館連れて来られて、千里ちゃんと戦うって…」

「とにかく……なんとか、解決した!また、平凡な生活に戻った!」

「意味わからんわ」

そのとき、全ては解決したように思えた。誠が、再び日記帳を開くときまでは……