『……――ナナセ……?興味ない。アイツに何の魅力も感じねぇし。つーか、むしろ嫌い』


『えー、マジで?いい子じゃん』


『俺はああいう女、絶対無理。死んでも付き合いたくない』


……――放課後。


忘れ物を取りに教室に戻ると、誰もないはずの教室から話し声が聞こえた。


『誰だろ……?』


そっと中を覗き込むとそこには机の上にあぐらを組んでいた魁一と、絢子の幼馴染のアキラ君がいた。