「ああ」


「裏切らないって、

誓ってくれる・・・?」


「何度だって誓うよ。

男に二言はない。

必ず、美晴を守るから」

・・・

その言葉と、

先生の体温・・・

この人と一緒なら、

信じて・・・

安心して・・・

傍にいられる・・・

・・・

亮と別れてから・・・

男の人が、

怖くてたまらなかった・・・

・・・

そんな冷めきった私の心を、

包み込んで、

守ってくれると言ってくれた、

孝明先生を、

信じてみよう・・・

前に、

進んでみよう・・・

初めて、そう思えた。