「……。」



「…み・う~っ!お昼、分かってるでしょうね…」



「…いや、嫌っ!!やっぱり無理だよぉっ…」



「あんたね…、無理、って言うの何回目!?
高1からずっと甘酸っぱ~い恋心抱いて!!
今、高3の春ですけど!
二年と二カ月ずーっと
なんにも変わってないんですけど!?」



「…。」



「宮澤、何もしない間にまた誰かに取られちゃうよ?」



「それは…嫌」



にこっ

「なら、頑張りな。あたしは応援してるから」



「ん…、ありがとう」


ありがと、遥。