家に到着したあたしはそそくさと

準備をした。

「でかけるのー?」

先に帰ってた雷姉がおせんべいん

たべながら聞いてきた。

「うん。」

ワンピースに着替えて鞄にプリントも

いれた。

よし、だいじょうぶかな?

定期でいつもの学校のちかくの

駅でおりて、前の道を行けばいいんだよね!

「行ってきます。」

学校じゃない桜羅くんに会うんだ…。

自分では分からない気持ちが

巡った。

あたし、桜羅くんといると

へんな気持ちになる…。