「由宇も、座れよ。」




この、公園にブランコは2つある。




そのうちの、1つに紘が座っていて、隣を指さしている。



「うん」





キィ




ブランコが小さくなった。




今、公園には誰もいない。




にぎやかさがなく、静かだ。





少しの間、沈黙になった。





沈黙を破ったのは、紘だった。