ケータイ小説 野いちご

たった一試合、君と私の甲子園

「おいっ!! 大丈夫か!?」


すると、友美より早く、
近くにいた男子生徒が
美優の方へと駆け寄って来た。



「ちょっと見せてみい。」


えっ!?


彼は私の下に来ると、
何の躊躇いもなく
膝を触り傷口をじっと見つめる。



あっ!!


私は彼に膝を触れられ、
ドキッと胸が飛び跳ねた。



な、なに・・・?

誰・・・!?


私は恥ずかしくて、
頬に熱が帯びて行くのがわかる。



なんなの・・・?


真剣に傷口を見つめる彼。


そんな彼を見てると、
私は動くこともできずに、
ただ黙って彼を見ていた。




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