走って30分くらいで家に到着
もうクタクタ…

お父様の部屋につき

「で、用件何ですか?」

「やっと来たんだね!!
僕のウサギちゃーん」

「キャッ」

お父様が抱きつこうとしたのでとっさに避けてしまいお父様は壁に激突。

「ぐっ…」

ちなみにお父様の歳は
35歳。
それも親バカ。
すぐ私に抱きついてくる。
「お父様…大丈夫ですか」
「だっ…大丈夫だ」

ゆっくり立ち上がったお父様は少し涙目だった。

「お父様!
どこか痛いんですか?」

「痛い…胸が…」

「胸…心臓ですか!?」

とお父様が言ったので私は心臓かと思ったら…

「娘に拒絶されて胸が痛いんだー」

はい!?
娘ながら恥ずかしい…

ゴホン

「お父様!
用件は何ですか?」

「おぉ…忘れていた!」

忘れないでよー

「実はお前に新しいボディーガードをつけようと思って呼んだんだ…」

「新しい…でも、また求婚されますよ…」

そう…今のところボディーガードにした全員がしてきたからだんだん信じれなくなったのだ。

「そこでだ、求婚するということは心がある証拠。
ならば心がなければ求婚などしまい。」

どういう意味…
そう思ったのを読みとったのがお父様が

「つまり、サイボーグなら求婚などしまい!!」

「サイボーグ!?」

サイボーグってつまり…
ロボット…


「でも、私たちの国の力だけではサイボーグなど…」
「そうだ…私たちの国だけではな…隣の国に手伝ってもらったよ」

隣の国とは機械系の産業がさかんに行われていてそこの国の王様とお父様は昔から仲がよく同盟も結んでいる。

「そうなんですか…」

「しかしロボットではないんだよ…」

「ロボットではない?」

意味がわからない…

「元は人間だったやつをサイボーグにしたんだ」

「えっ…」

元は人間!
じゃあお父様は…

「お父様は人を…殺したんですか?」