ケータイ小説 野いちご

秘密恋愛




それからは施設職員にセックスを強要され、嫌がると無理矢理ヤられる。


施設は中学校を卒業したら出て行かないといけない。


卒業して、施設を出たら自由が待っている。


親友と励まし合い、あと少しの辛抱と自分に言い聞かせ、我慢してきた。


でも、卒業式の1週間前……。


親友が部屋で手首を切って自殺していた……。


ベッドの上で冷たくなっていた親友。


薔薇の花のように真っ赤に染まったシーツ。


同じ時を過ごし、いつも一緒にいて、苦しいときや辛いときも励まし合った親友。


そんな大切な親友を失ってしまった……。


自殺という形で。


でも自殺という自ら死を選んだのに、苦しみから解放された親友は凄く穏やかな顔をしていたと教えてくれた。


遺書は残されてなかったけど、レイナさん宛てに書いた手紙が、亡くなった次の日に机の中から見つかった。


そこにはレイナさんと過ごした楽しかった日々が綴られていて、でも虐待に耐えられなかったこと、中学卒業した後に施設を出たら一緒に暮らそうという約束が果たせなかったことへのお詫びが書かれていた。





< 60/ 318 >