やばい!さっきの『望月マネ』って人だ!

逃げないと…



「あの…出口ってどこですか?」



「え?出口?そこの角を右に曲がったらすぐですよ。」



やった!この人絶対バカだ!



「じゃ!バイバイ!望月マネさん!」



「あ!ちょっ!待ちなさい!君!」



つかまったのがあの人でよかった!



「ただいま~~~!」



「おかえり。隼人くんには会えたの?」



「うん!仲直りもできたよ!」



「え?隼人くんといつケンカなんてしたの?」



「朝だよ。隼人との思い出の場所で偶然会ったの。」



「よかったじゃない。楓宇、ずっと隼人くんに会いたかったんでしょ?それに、けんかするほど仲がいいって言うじゃない?」



「うん!じゃあ、もう寝るね?おやすみ。」



「おやすみなさい。」