「俺の監視下に置く。」





「…………………は?」


神前は間抜けな声をだして俺を見つめた。




「お前、今どこで暮らしてる?」


「アパートで一人暮らしですけど…」


「あぁ…何かお前の資料かなんかに書いてあった気ぃするわ。」


「じゃ何で聞いたんですか…」



神前はますます混乱している顔になった。


(わかりやすい―…)




「俺んとこに住め。」


「何を仰ってるかよく分かりません。」


「即答するな。


だから、お前を監視するためには近くに居た方が効率いいだろーがよ。

わかれよ。はぁ…」




俺は溜め息混じりに神前に説明してやった。



「いやいや、何で僕が溜め息つかれなきゃいけないんですか…

それに誰にも言わないって言ってるじゃないですか!」


「だから言ってんだろが信用できないって。」


「うっ…」


「じゃあ、決定な。

安心しろ手続きは俺も手伝ってやるからっ」



俺は満面の笑みで神前を見下ろした。
(身長的な問題で)