「今はOKかNoか、聞いてるの。」

「その交換条件による。」

先に聞いておかなければ跡から泣くことになるのは目に見えてる。

「1つは家の中でも、特に部屋ではしゃべって。」

「え・・・?」

お願いってそんなもの?

「OK!?」

「そんなのずるい・・・アタシは1つじゃん。」

「じゃあ、質問に答える。」

ルイはそう言って人指し指をひとつ立てた。

「舞を守る。」

また1本指を立てる。

「守るって?」

「舞が苦しい時に俺が守る。」

「・・・」

キュン・・・―


「あと1個は舞が使いたいときに使えるようにとっておく。これでどう?」

ルイの綺麗な瞳が真っ直ぐにこっちをみていた。



「・・・分かった。」